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東長寺

博多にある由緒あるお寺

東長寺は、福岡市博多区に位置する真言宗のお寺です。
博多区役所にほど近く、商店やオフィスなどが建ち並ぶ賑やかなエリアに建っています。
この地域において重要な寺院の1つで、長い歴史を持っています。

その始まりは、大同元年、西暦806年と言われていますから、実に1,200年以上の歴史を持つ由緒正しい寺院なのです。
始祖は空海とされていて、唐における修行を終えて日本に帰ってきた後、博多に来た際にこのお寺を始めました。

まさに博多の歴史を紡ぐお寺として、地域の中で人々の支えとなってきたのです。
そのため、博多では知らない人がいないほど有名な場所ですし、日本各地からもこのお寺の高名を聞いて訪れる人がいるくらいです。

時代の移り変わりの中、東長寺は災難も経験してきました。
永禄・天正の時代に、戦争の渦に巻き込まれて消失してしまったのです。
しかし、その後福岡藩の藩主が再建を行い、現在の寺院を建立しました。
さらに、江戸時代になると、太田万歳楼の手によって、墓地の入り口に六角堂が建てられ、その規模を増しました。

存在感のある伽藍

東長寺を印象づけるものとして、大仏殿が挙げられます。
30トンもの重さを持つ釈迦如来像で、座像のスタイルを持っています。
平成の時代になって完成した新しい大仏ですが、その威容は日本の中でも最大クラスの大きさです。
高さが10,8メートルあり、これは人間の煩悩の数と言われる108から取ったものです。

また、高さ23メートルもある五重塔もこの東長寺の特徴です。
朱の色が鮮やかで、訪れる人の目を惹きます。
この五重塔も平成23年に立てられた新しいものですが、歴史ある他の建物と非常によくマッチして、独特の雰囲気を醸し出しています。

文化的にも重要な寺院の1つ

この東長寺には、いくつもの重要な文化財が納められています。
墓地の入り口に立つ六角堂の扉には、仙厓和尚の自筆による書画が描かれていて、その時代ある感じに心奪われます。

また、千手観音菩薩立像は、国の重要文化財に指定されている仏像で、平安時代に造られた非常に美しく、価値のあるものです。
このお寺の秘仏本尊として、ずっと寺院と地域を守り続けてきた存在でもあります。
また、歴史ある建造物や史跡そのものも、文化的に重要なもので、福岡市の指定文化財となっています。

このように、東長寺は、悠久の時代を経て今なお博多の人々のよりどころとなっているお寺で、人々にとって欠かせない場所なのです。
近くに立ち寄った際には、その長い歴史に思いを馳せながら、東長寺を訪れてみると良いでしょう。
その建造物や境内のすべてを通して、お寺の歴史、そして博多の歴史を垣間見ることができる機会となるでしょう。

 

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