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大富神社

境内に残る伝統ある井戸水のある大富神社

宗像大神、八幡大神、住吉大神を祀る福岡県の大富神社には古くから伝わる井戸があります。
この井戸は勅使井と呼ばれ今も境内にあります。

宇佐神宮への勅使がこちらに赴いた時、水を汲み献上したという井戸で、現在でも献上され続けているという歴史深き、由緒正しい井戸です。

この大富神社では天平12年から始まったといわれる神幸祭が有名で、豊前市最大規模の祭といわれています。
2年に一回、感応楽という楽打ちが奉納されています。

大富神社の深い歴史を知ろう

大富神社として現在地域の方々に親しまれている大富神社ですが、古来は宗像神社、大富ノ神、宗像ノ神ともいわれてきたようです。

真早という方が宗像女神の神託を受けたということに始まります。
宗像神社宝鏡記によりますと白鳳元年に山田庄長横武某へ住吉大神、八幡大神を祀ったとされており、社伝では宗神天皇の時代に、この辺りで疫病が流行り、その際、国主が大富神社の神主に祈祷させたところ、速やかにおさまったという話も残っています。

平安末期ごろ、この地には宇佐神宮の弥勒寺があったとされ、これによって宇佐神宮との関係が深いともいわれています。
境内にある勅使井と呼ばれる井戸は、宇佐宮への勅使がこの地に宿泊する際、この井戸から水を汲み献上していたとされており、現在も神職によって宇佐宮へ井戸の水、御神水が届けられています。

建築学的に貴重な構造を持った本殿

大富神社の本殿は寛永5年に建立されたとされています。
非常に珍しく、全国的に見ても建築学的に貴重な構造を持った軒構造です。

本殿の軒には桔木(はねぎ)構造が利用されているのですが、1本の拮木で軒を支える構造ではなく、拮木を二重に利用し軒を支える独特な構造です。
これは便宜的にはかり拮構造とされていますが、非常に珍しい造りといわれ、建築物として見ても、非常に貴重な本殿です。

境内の周囲は美しい水田が昔同様に広がり、日本の原風景を見るような気持ちになります。
静かに趣をもって鎮座する大富神社と美しい田園風景は心を落ち着かせてくれる景色です。

大富神社の春の大祭、神幸祭

この大富神社の神幸祭は非常に古くから行われているお祭りで、宗像八幡宮縁起をみると天平12年、藤原広嗣の乱の際、その戦で功績のあった上毛郡の擬大将である紀宇麻呂の凱旋の様子を模したとあります。

例年4月30日、5月1日に行われており、隔年で感応楽が奉納されています。
神輿、威儀物、傘鉾といった行列が各地区をまわり、八尋浜の御旅所をめざして巡行します。

大富神社に行くにはどうしたらいい?

大富神社は通常8時から17時、参拝できます。
12月31日の8時から1月1日の17時は継続して開かれています。

JR日豊本線宇島駅を下車し、車で10分程度です。
無料の駐車場が200台ほどありますが、利用についてはお祭りの時など制限があるかもしれないので、確認にした方がいいかもしれません。

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