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宗像大社

裏伊勢とも呼ばれる、格式ある神社

宗像大社は、福岡県宗像市に位置している神社です。
日本には7,000を超える宗方神社がありますが、その総本社となっているのが、この大社です。
日本神話によると、天照大神から宗像三女神が生まれたとされています。

その三女神とは、沖の島にある沖津宮の田心姫神、大島の中津宮にある湍津姫神、そしてこの宗像大社、つまり田島の辺津宮の市杵島姫神です。
この3つの女神がある神社を総称として宗像大社と呼びますが、現在では多くの場合、福岡県宗像市に位置する辺津宮のことを単独で指す言葉となっています。

というのも、この大社には宗像大神が降臨したとされる高宮祭場が残されており、宗像神の原点となっている場所だからです。
また、この祭場を始めとして日本に伝わる様々なお祭りが発展していったとされ、祭事の歴史においてはとても重要な場所なのです。七夕祭りもこの場所から始まったとされています。

交通安全の神様

宗像大社は、朝鮮、大陸と日本を結ぶ海上交通の要衝となる場所にあったということもあり、海上交通、現在では一般の交通に関する安全をもたらす神様を奉っています。
そのため、交通安全を祈願するための参拝客が絶えません。

特に海の安全を祈願するために、10月1日から3日までの間、秋季大祭が催されます。
この大祭は、沖の島などにいる三女神が一同に会する機会となり、大きな盛り上がりを見せます。
この祭りでは、玄界灘を数多くの船がパレードする祭事が行われ、港周辺にはこの様子を見ようと大勢の人が集まります。

この海の安全を願う祭りは、鎌倉時代より続く伝統あるもので、祭りの最後には幻想的な舞が行われ、クライマックスを迎えます。

たくさんの文化財が収められている場所でもある

この宗像大社は、祭事においてとても重要な場所であると同時に、重要な文化財が収められている、文化的にも重要なところでもあります。
国宝に指定されている、沖の島祭祀遺跡から発掘された古墳時代から平安時代に至るまでの、様々な出土品がその代表例です。

この中には、土器や宝剣、銅鏡などを始めとして、遠くペルシャから渡ってきたと思われる椀があったりと、美術品としての価値だけでなく、歴史的に重要な品があります。

また、この宗像大社の建造物自体や、収められている書物なども重要文化財に指定されていて、計りきれないほどの価値を持っています。
こうした、文化財も歴史あるものばかりで、日本の歴史や祭事の発展の変遷を知るのに大事な資料となっています。

このように、宗像大社は日本を代表する歴史ある大社ですし、人々に敬われ大事にされてきた場所でもあります。
歴史に目を向けると一層、この大社のことを知ることができるでしょう。

 

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