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香椎宮

万葉集にも登場する歴史ある宮

香椎宮は、福岡市西区に位置しているお宮で、その始まりは神亀元年、724年にさかのぼります。
実に1,300年を超える歴史を持つ由緒あるお宮で、万葉集の中にもこの香椎宮の記述があるほどです。

このお宮の始まりは、仲哀天皇が亡くなったため、神功皇后がその霊を奉るために建てたとされています。
そのため、仲哀天皇と神功皇后が主祭神であり、その他にも、応神天皇と住吉大神も奉っています。

こうした経緯もあって、朝廷との関係が深く、伊勢神宮などとともに本朝四社という扱いを受け、非常に篤い崇敬を受けています。
もちろん、朝廷だけでなく武家からも崇敬されていて、歴代の将軍が参拝を行っています。

(参考記事)
香椎宮ホームページ

この香椎宮という名の起こりは、境内に椎の木があり非常に良い香りが漂っていたことから来ています。
しかし、現在ではこの由来となっているであろう椎の木はなく、記録に残されているのみとなっています。

重要な文化財の宝庫となっている

大変歴史のあるお宮であることもあり、文化的にもとても重要なものです。
特に本殿は、香椎造と呼ばれる日本に唯一の寺社建築様式を持っていて、重要文化財に指定されています。
この香椎造を模して、古代にはたくさんの神社が日本各地に建てられたとされています。現在残っている社殿は1800年代初めに建造されたものです。

また、宝物殿の中には、古代の瓦や絵馬、古文書などが収められていて、学術的にも芸術的にも大変価値のあるものがたくさんあります。
こうした文化的に重要な一面を持っているというのも、香椎宮の特徴でしょう。

気持ちが新たになるすがすがしい景色を見られる

歴代の天皇の使者がこの香椎宮を訪れたというだけあって、非常に風格のある景色を見せてくれます。
参道の両脇にクスの木が連なり、800メートルほど続いていきます。
この道を歩いていくだけでも、気分が新たになりすがすがしい気持ちになるでしょう。

また、本殿を始めとしてどの建物も歴史を感じさせる威厳のある造りで、見るものを圧倒します。
神功天皇がその根元に3つの神器を埋めたとされる綾杉のご神木は威容堂々としていて、大きな存在感を放っています。
この神木を中心にして、凜とした気分にさせられる美しい緑が配されているのも、この香椎宮の魅力でしょう。

また、桜門の前には菖蒲池があり、6月頃には5,000本を超えるとされる菖蒲が咲き誇ります。
この様子を見ようと、この時期にはたくさんの人が訪れます。
一般の参拝や神前式はもちろんのこと、のんびり散策したり美しい景色を眺めようと訪れる人も多いので、いつも人の往来があります。
また、定期的に様々な祭事が開催されていますので、その時期にもたくさんの人で賑わいます。

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