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教会

九州を中心にキリスト教の教会が多く見られる

日本古来の宗教といえば、仏教と神道です。
そのため、日本のどこに行ってもお寺や神社がたくさん建っています。
その一方で、キリスト教の日本における歴史も意外と長く、古くは戦国時代に宣教師が日本に到着して布教を始めていました。

特に、外国との交易が盛んであった九州地方には、たくさんの宣教師が訪れ教会もかなりの数が建造されました。
しかし、江戸幕府の命によってキリシタン禁令となったため、一気にその火が消されてしまいます。
そんな中でも、信仰を保とうとする人々は、いわゆる隠れキリシタンとなり密かに信仰を続けていました。

役人に見つからないように、一見それと分からないような仕方で礼拝堂を作り、キリスト像などを置いたのです。
その工夫は非常に巧みで、見た目は普通の絵に見えるのにキリストの絵が隠されていたり、鏡の反射光がキリスト像を投影するカラクリ鏡を作ったりしていたのです。

キリシタン禁令の撤廃後、次々と教会が建てられる

こうした禁令下にあっても、信仰の火が消えることなく、信徒は崇拝を続けていました。
そして、江戸幕府の統治がついに終わり明治時代に入ると、キリシタン禁令が解かれます。
再び自由にキリスト教を奉じることができるようになると、諸外国から宣教師がまた入ってきました。

そして、日本各地で、とりわけ九州地方において教会の建設が始まりました。
明治および大正時代に教会の建設がラッシュを迎えましたので、この時代特有の建築様式を持った建物が次々と建てられていったのです。

そのうちの1つが、今村教会堂で、特注の赤レンガを使った重厚な造りを持っています。
教会として信徒を集め、心のよりどころとなっているだけでなく、文化的にもとても重要で貴重な価値を持っています。
そのため、福岡県の指定重要有形文化財となっているほどです。

建物そのものも美しく貴重なものですが、聖堂内部の壮麗なステンドグラスやフランスから渡ってきた宗教画などにも注目が集まり、その美しい様を見ようと多くの人が集まります。

いろいろな活動を通して地域に欠かせない場所となっている

こうした教会は建物の美しさや文化的な価値だけでなく、様々な活動を行うことでも、地域において重要な役割を果たしています。
定期的に行われるミサなど、信徒たちにとって重要な活動だけでなく、カトリック大名町教会ではバザーや納涼会、敬老会などを行い、地域の多くの人とのつながりを大事にしています。

また、日本に住んでいる外国人向けの活動を行うなどして、日本人と外国人との交流の機会を設けてもいます。
こうして、それぞれの教会は信仰の場となっているだけでなく、地域の人々にも愛されるものとなっているのです。

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